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RSSには複数の規格、バージョンがあります。 記述方法や用途などが違っているため多少混乱することがあります。 RSSを代表するバージョンはNetscapeが開発した「RSS0.91」と発展形の「RSS2.0」、インターネット上の規格を決めている世界的組織のW3Cが制定した「RSS1.0」があります。 名前や仕組みはよく似ているのですが、実際には異なった性質があります。
日本語サイトにおいて普及しているもののほとんどが「RSS1.0」を使っています。 RSSではブログ更新情報を配信するために使われるのが大半ですが、ニュースを配信しているサイトが最新ニュースを配信したり、放送局が番組情報を配信したり、各企業が製品情報やプレスリリースなどを配信する例も増えてきています。 さらに音声のデータファイルを公開している「ポッドキャスティング」に使われることもあります。
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RSSは現在RDFの採用をめぐり1.0と2.0の2つの分裂状態にあります。 当初は0.9もRDFベースのデータ形式を使っていたのですが0.91になってシンプルにするために使わなくなりました。 1.0は0.9系列を引き継いで複雑なRDFを取り入れて応用性の高いデータを使えるようにしています。 2.0は0.91系列を引き継いでコンテンツの配信に特化していて、複雑なRDFの排除に努めています。
実際にはRSSを使うときにバージョンまで気にしている人はほとんどいません。 それは現在使われているRSSリーダーのほとんどがこの3つのバージョンすべてに対応しているためです。
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